個別指導の塾に娘を通わせて、本当に良かったと思う。娘は中学二年生である。そろそろ高校受験のことを考えなくてはならない年齢だ。まだまだのんきな娘だが、早い子だともう受験のために塾に通い出している。もちろん娘はとうてい入れないようなレベルの高校を狙っている子ばかりだが、「果たしてこんなにのんきで良いのか」と最近私は思い出した。別に、高いレベルの高校へ行って欲しいなんて思っていない。だが、娘は数学も英語も大の苦手なのだ。この二つをクリアしないと高校受験にはとても合格できない。
個別指導の塾について知る前、私は娘を近くの学習塾に入れられないかと考えた。今の内から、少しでも苦手な教科を克服して欲しい、苦手意識をとりのぞいてやりたいと考えたのである。近所の学習塾は評判も良いし、去年実際に高校受験をした知り合いの子供も通っていた。何より小規模なので、一人一人の子供をきちんと見てもらえるという安心感があった。しかしその学習塾を見学に行ったとき、娘は「通いたくない」と言ったのである。
個別指導の塾のことを考えたのはそれからである。何とか娘を塾に通わせたいと思った私は、娘に合いそうな学習塾を調べるために奔走した。どんな塾がいいのだろう、と思いながら色々と調べているうちに、出会ったのが個別指導の学習塾だったのである。その個別指導の学習塾は、娘が通っている中学校の近くにある。私は知らなかったが、受験生の間では結構な評判で通っている子はとても多いそうだ。
個別指導の学習塾はどうだろう、と私は思った。今まで見てきた学習塾は、どれも学校と同じ集団形式だった。もしかしたら、娘はそれが気に入らなかったのかもしれない。娘はどちらかというと集団行動が苦手なタイプだ。マイペースで学習を見てもらえる個別指導の学習塾の方が良いのではないだろうか。その夜、私は夫と相談して娘を個別指導の学習塾に連れて行くことにした。
個別指導の学習塾に娘を連れて行くと、娘は今までとは違った表情で塾の様子を見始めた。どうやら興味を持ったようだ。先生が優しそうな女性であることも、娘にとっては嬉しいことだったようである。帰り道、娘はこの塾に通いたいと私にはっきり言ってきた。結果、今は生き生きと勉強に励んでいる。